授業風景


■ 2016年度修了式の様子











 
 
■ 専門学校 禅林学園校長 式辞

  春の光に心華やぐこのよき日、少林寺拳法武道専門コースを修了される皆さん、本日はおめでとうございます。

  世界は今、政治、経済ともに将来の予測が困難な時代です。アメリカ、アジア、またヨーロッパ圏などで自国優先の傾向が強まりつつあるのも、そうした先行き の不透明さと無関係ではないでしょう。また、超少子高齢化の社会を迎えた日本では、どの国も経験のないほどの未来が私たちを待ち構えています。今より一 層、一人ひとりの生きる力、地域社会での人のつながりが問われていくように思われます。
  その一方、世界の国々や日本においても、社会の未来に役立つさまざまな技術の開発や国を超えて協力し合う取り組みが実を結ぶなど、夢をいだく人々による前向きな力が不透明な先行きを打開しようともしています。

 そうした中、少林寺拳法は今年、創始70周年を迎えました。テーマとして掲げた「架け橋たれ」は、今の社会における少林寺拳法の価値とこれまでの実績をあらためて確認し、問い続けるためのものです。
こ のような時代だからこそ、人と人との温かみのある出会いやつながりを豊かにすることが必要です。そして、その中から得られる発見や力を、社会の安定や進歩 に活かしていくことこそが少林寺拳法の在り方です。一人ひとりが「架け橋」の中で生きていることを自覚し、そのつながりを深め、社会や世界へと次なる橋を かけていくことは、平和で豊かな社会づくりを願った宗道臣開祖の志を受け継ぐことにほかなりません。
 お互いを認め合い、違いを受け入れ、援け合うことで生きる力、社会をつくる力を生み出していく。それは70年間にわたって育まれてきた少林寺拳法の誇るべき文化なのです。
 
 禅林学園の校歌の最後に、「誰かの力になれた時  生きる歓びを感じる」というフレーズがあります。本日をもって武専コースの課程は修了しますが、皆さんには、これからも自分の可能性を信じ、人や社会を結ぶ輝く「架け橋」となっていただきたいと思います。
今後、ますますのご活躍を期待いたしております。本日は誠におめでとうございます。

合掌

2017年3月 12 日        専門学校禅林学園  
 校長    宗  由貴  


■ 専門学校禅林学園少林寺拳法 武道専門コース岐阜地区代表責任者 挨拶

 合掌
 日差しも、すっかり柔らかくなり、吹く風も心地よく感じられるようになりました。
 本日ここに専門学校禅林学園少林寺拳法武道専門コース 岐阜地区を卒業されます皆様方には、心よりお祝いを申し上げます。ご卒業おめでとうございます。

 さて武道専門コースは、自己の可能性を信じ、より高めることにより、社会に役立つ人間を育成するために開祖 宗道臣先生が開かれたものです。岐阜地区におきましても岐阜県内の少林寺拳法の指導者を養成する期間として位置づけられています。

 卒業される方々はもちろんのこと、自分を見失わず、生きていくための灯火として、少林寺拳法の調和の教えを学び、自己を磨くとともに、相手との絆を深めることが大切であることを学んでこられたと思います。
 この岐阜地区武道専門コースで学んでこられた、心と体の調和の教えや、自らが経験し、体験された貴重な感性を、それぞれが所属する生活の場で実践,行動していただきたいと思います。

 卒業されます学生の方々はじめ、自分自身の可能性の追求は、これで終わるということはありません。
 自分の目標を高く持ち、これからも修練 努力することで、自分の新しい可能性に出会えることでしょう。決して受け身にならず、自分なりに考え、その中から、新しい考えや、行動を認め、さらに取り入れるという、あり方を大切にしていってください。

 最後に、岐阜地区武道専門コースを卒業されても、武道専門コースには、研究院コースがあります。
 どうか今後とも少林寺拳法の研究を続けられまして、さらに良き指導者を目指されますようお願い致します。
 お体を大切にされまして、いろいろな場で、ご活躍されますことを心よりお祈りいたします。
 本日は、大変おめでとうございます。これで私の挨拶と致します。ありがとうございました。

平成29年3月12日3月12日
武道専門コース岐阜地区 
代表責任者 青山昌伸